ごあいさつ

皆様、こんにちは。田中ウルヴェ京です。コーピング・インスティテュートでは、ビジネスパーソン、アスリート問わず、老若男女、様々な立場、場面にあわせて、各種コーピングトレーニングプログラムを開発、提供しています。

コーピング・インスティテュートの各種トレーニングプログラムの目的は「本当の自分が持っている実力を発揮すること」です。

コーピングとは

コーピング(Coping)とは、ストレス対処行動のことです。
コーピングストラテジー(Coping Strategy)といったり、コーピングスキル(Coping Skill)といったりします。
ここでは、まず「ストレス」と「コーピング」について、「心理学辞典」(有斐閣)での説明を下記に抜粋引用します。

ストレスとは(心理学辞典より):
心身の適応能力に課せられる要求、およびその要求によって引き起こされる
心身の緊張状態を包括的にあらわす概念。前者をストレッサー、
後者をストレス反応とよぶことが多い。
ストレスとは、もともとは、「圧力」「圧迫」などを意味する言葉。
しかし、1930年代後半にカナダの生理学者ハンス・セリエによって
「外界のあらゆる要求によってもたらされる身体の非特異的反応」をあらわす概念として提唱された。
セリエは、「ストレスを外界からの要因に対する生体の適応メカニズムと考えれば、生体は適度なストレッサーが加わることによって、心地よい緊張をもたらし、それが活動エネルギーになる」としている。
そこからユーストレス(有益ストレス)・ディストレス(有害ストレス)という考えが生まれてきた。

コーピングとは(心理学辞典より):
ストレス反応を低減することを目的とした絶えず変化していく認知的、行動的努力のプロセス。対処と訳されることもある。
ラザルスとフォルクマン(Lazarus & Folkman, 1984)は、コーピングを情動的な苦痛を低減させるための情動焦点型コーピング(emotion-focused coping, 回避、静観、気晴らしなど)と、外部環境や自分自身の内部の問題を解決するためになされる問題焦点型コーピング(problem-focused coping, 問題の所在の明確化、情報収集、解決策の考案や実行など)に分類。
これらのコーピングは同時にあるいは継続的におこなわれ、相互に促進的または抑制的に影響しあうことが多い。
またコーピング方略の実行を規定する要因として、要求に対する認知的評価、自己効力感、問題解決スキル、社会的スキル、ソーシャルサポートなどの役割が指摘されている。


コーピングインスティテュートでの田中ウルヴェ京のコーピングトレーニングプログラムとは?

田中ウルヴェ京のコーピングトレーニングプログラムとは、田中自身が五輪メダリストであり、日本、米国、フランスの代表チームコーチであった経験とともに、田中が1991年から2001年までの間、米国の大学院で、宇宙飛行士やアスリート、トップビジネスパーソンといった「緊張下で、ここ一番での実力発揮が必要な人々」に対する認知行動療法を学んだことから、開発されたプログラムです。
田中が2001年に日本に帰国して起業以降、国内外の様々な企業、日本オリンピック委員会、日本女子プロゴルフ協会、Jリーグなどでコーピング研修を実施、さらに、オリンピック選手やプロアスリートの目標達成に効果を上げています。
田中ウルヴェ京のコーピングトレーニングプログラムでは、特に下記を導入部分として紹介後、個々の目的にあわせた展開をしています。

  1. ストレスには正しいも間違いもない。ストレスには良いストレスもあれば悪いストレスもある
  2. しかし、どんなストレスが良いか悪いかは人によって違う
  3. ストレスはメンタルが弱い人間だけが持つものではない
  4. 強いメンタルの持ち主は、どのストレスが自分にとって良いか悪いかを知っているからこそ、悪いストレスは軽減し、逆に良いストレスは増やして自己向上にストレスを利用できる
  5. ゆえに、自分特有のストレスは何かを整理し、悪いストレスは軽減し、良いストレスは活用することを、様々なコーピングスキルを通して実施しよう

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コーピングトレーニングには、これらの5側面が複合的に含まれています。
1)哲学的
個々の心理状態、目的にあわせて、実力発揮に不可欠な「土台」を構築します。
徹底的な自己分析によって本当の自分が望む人生が何かを見極め、人生の意義構築を行います。
2)身体的
個々の心理状態、目的にあわせて、身体からのコーピングトレーニングを構築します。正しい姿勢、適切な運動方法を身につけることが、基礎体力づくり、疲れにくい身体づくりとなります。(現役アスリートは、おもに体幹トレーニングと柔軟によって、ケガによるストレスのコーピングをします。また引退後は、競技に特化した身体を徐々に健康な状態に戻すためのトレーニングを個々の状態にあわせて構築します)
「コーピングと身体トレーニング(ピラティス)の関係性」
3)技術的 4)戦術的
個々の目的にあわせて、問題解決、目標達成に必要な技術的、戦術的トレーニングを構築します。
ここでのトレーニングは、コミュニケーション、アサーション、コーチング、チームワーク、リーダーシップ、サーバントリーダーシップ、ダイバーシティ、ジェネラティビティなど、多岐に渡ります。
5)心理的
個々の心理状態、目的にあわせて、徹底的な感情反応コーピング、評価コーピングをはじめ、ここ一番に強くなるためのあらゆるメンタルトレーニングをおこないます。

各種プログラムの実践的背景は、私自身がシンクロナイズドスイミングの選手として、オリンピックでメダルを取るまでに経験したことや、選手引退後、10年間、日本、アメリカ、フランスで代表チームコーチをしていた頃に学んだことがあります。また学術的背景は、6年半、アメリカの大学院で学んだ「実力発揮のための認知行動療法」です。

そして、もう一点、大事な点としては、私自身こそが、競技引退後に人生の目標を失い、「選手でない自分自身」に自信が持てないというアイデンティティー葛藤を経験し、他人からの評価が気になり、常に自分よりも優秀な人と自分を比べて落ち込んでいた20代での「偏ったものの見方によるストレス経験」があることが、プログラムの根底になっています。

自己の心身を磨き、日々、実力を発揮することは、自分のためだけではなく、人様のお役に立つ人間になろうと努力を続けられる、世代継承性(GENERATIVITY)といった内発的モチベーションに最も大事なことです。

自分のためを超えて、社会のため、次世代のために、コーピングによって自己をいつまでも磨いていきましょう。私自身、日々精進いたします。

監修責任者 田中ウルヴェ京

コーピングとメンタルトレーニングの関係性

コーピングは田中ウルヴェ京が開発した「自己の実力発揮」を目的とするメンタルトレーニングの入口です。
コーピングトレーニングによって自己を知り、あらゆるストレスの対処行動を学んでから、さらに課題解決や目標達成のために、自己を磨くメンタルトレーニングを学びます。
コーピングトレーニングプログラムについてはこちらをご覧ください。
企業研修・講演プログラムについてはこちらをご覧ください。
個人向けプログラム(「コーピングを学ぶ」「コーピングを使う」)は各種ご用意しております。

コーピングと身体トレーニング(ピラティス)の関係性

コーピングインスティテュートでは、心の健康と身体の健康はつながっていることを重視し、心のアプローチと併用して、身体のアプローチとしてのピラティスエクササイズを導入しています。身体の健康維持としてピラティスを選んだ理由は、ピラティスエクササイズが「身体のreeducation(再教育)」を目的としている点です。骨盤、背骨といった骨をあるべき場所に戻すこと、それぞれの骨を最も機能的に動かすための筋肉をしなやかに使えること、といった人間が生きていく上で大事な「身体の使い方」が学べます。良い身体の使い方がわかると、おのずと、悪い身体疲労がなくなるので、身体健康を通して、心が軽くなります。同時に、ピラティスは「身体づくり」という意味で、あらゆるスポーツ技術向上の基礎ですから、アスリートの「さらに身体にストレス負荷をかけて限界に挑戦していくため」にも有効です。ピラティスについての詳細はこちらをご覧ください。